占術の種類

占術には大きく分けて「命」「卜」「相」の3つに分類する事ができます。

命術

「命術」とは、名前から推測できる通り「宿命」や「運命」などを読み解く占術を指します。

生年月日や出生時刻、出生地といった変わる事がない情報を基にその人が本来持っている性質や人生の流れ、運命などを占います。

統計学的な要素が強く研究者が多いのも「命」に分類される占術の特徴です。自分の生まれ持った性質や運命を知りたい時に利用するといいでしょう。

主な命術

 
 占星術 ・・・占星術とは、太陽系何にある太陽・月・惑星・小惑星の天体の配列や動きが社会や人々に影響を与えているという考え方が元になった占術で生まれ持った性格や才能、恋愛傾向などを読むのに適しています。

 数秘術 ・・・ピタゴラスの亭入りで有名なピタゴラスが生み出したと言われています。何かの壁にぶつかった時は数秘術で才能や人生の方向を探ってみるのがおすすめです。

 四柱推命 ・・・中国の戦国時代頃に生まれた陰陽五行思想を起源としている統計学です。本質的な性格や才能をはじめ、運勢のバイオリズム、健康や本質などの傾向を見る事ができます。
 

卜術

「卜術」は聞き慣れないですが、古代中国で行われていた亀の甲羅の亀裂から吉兆を読み取る「亀甲占い」を語源に持ちます。

偶然ともとれる事象の中にも必然性や意味があると捉えられ、答えを導きだす占術です。コクコクと変化していく人の心や状況、物事を占うのに適しています。

主な卜術

 
 タロット占い ・・・異なる絵柄がついた大アルカナと呼ばれる22枚のカードと小アルカナと呼ばれる56枚のカード、計78枚のカードを使う占術です。最近あった出来事や過去や未来などを占うのに適しています。

 ルーン占い ・・・ルーンが刻まれた石や木片を投げたり、ルーンが書かれたカードを引いたりして占う方法で潜在的な悩みや抱えている問題を映し出すのに適しているといわれています。
 

相術

「相術」は目に見える姿や形といった情報から吉凶を読み取る占術です。手に刻まれたシワや形、顔のパーツはその人の本質が「相」となって現れてくるという考え方が元になっています。

命術の様に統計学的な要素と卜の様な現在の状況から未来を導きだすという要素を合わせ持った占術です。

主な相術

 
 姓名判断 ・・・姓名で使う文字の画数、五行のバランス、音などから運勢を読み取っていく占術です。赤ちゃんの名付け、ペンネームや芸名などを決める時に姓名判断は良く使われます。

 手相占い ・・・手のひらに刻まれたシワ、肉付きから性格や運勢を占って行きます。占者や流派によっては手のひらに加え、手の形や指の長さ、爪の形などから見て行く場合もあります。

2019年4月4日